レイディアント シルバーガン

  • 発売年月:1998年7月
  • メーカー:トレジャー
  • 機種  :セガサターン
  • ジャンル:シューティング
  • 作曲者 :崎本仁
    • サントラ:RADIANT SILVERGUN SOUNDTRACK+
    • 定価  :2,500円
    • 収録曲数:26曲

一部のシューティング愛好家に絶大な支持を受け、セガサターン版は現在では価格が高騰し入手が困難になっております。自分はその価格高騰した中で購入したんですがね。店員も普段はやらないCD確認をさせたりと、上流階級になったようでした(苦笑
普通のシューティングと一線を画すのは稼ぎのシステムが独特という所です。同じ色のザコを倒していくことによって点数が増えるチェインシステム。これにより普段は瞬殺されるザコを綿密な計画を立てて倒して行かねばならないのです(しかもザコの配置が憎らしい)。武器も7種類あるので場所によって使い分けなければ、チェインを繋げられません。「別にクリア出来ればイイや」と言う人も居ると思います。しかしこのゲームには武器のレベルがあり、スコアを上げる事によって武器が強くなります。このレベルが低いと後半のボス戦が非常に厳しくなり、必然的にスコアを上げなければならないのです。この辺は賛否両論ですが、まぁ最初の面を頑張って繋げればクリア出来るスコアにはなるかと個人的には思いますが(^^;

ストーリーは石の様な物体から発せられた閃光により、主人公達4人+ロボット1体を残して人類全滅と言う衝撃的な場面から始まります。いきなり救い様が無いです(苦笑 しかし、石の様な物体の正体、物語の結末を見た時はクリアの感動と共に感慨にふける事ができるでしょう。

音楽はシューティングとしては珍しいオーケストラ調になっていて、弦楽器や打楽器が中心です。ゲームのスピード感もゆったりな為か、全体的にスロー、ミドルテンポな感じで重厚感が漂います。音楽単体で聴いても良いのですが、ゲームをプレイしてから聴くと感じ方が全然違います。他のゲームでも言える事ですが、このゲームは特に! 是非プレイして頂きたい一品です。高いけど(^^; この値段の高騰は勘弁してほしいよなぁ。しかしながら、サントラは最近になって復刻したので入手しやすい状況です。
CDの構成は前半に音を編集した曲、後半はゲームオリジナル音源となっています。ゲームをやった側からすると断然にゲームオリジナル音源の方がイイわけですが(^^;

3、17トラック「RETURN -帰還-」はステージ3序盤の曲です。衛星軌道上に居た主人公達が地球に還るシーンなのですが、プレイヤーの気分を高揚させる行軍歌のような曲調が印象的です。ちなみにこのゲームのステージ3は最初のステージでして、3-2-5-6-1 もしくは 3-4-5-6-1と言う順番になってます。なんでこんな順番なのかと言うと、時間軸に沿ってステージが進むからです。最後が1と言うのも重要なのですが(謎

2、6、20トラック「RUIN -破滅-」はステージ2中盤の曲です。先に進むにつれて破滅の予感を感じさせる、ストーリーにまた合った曲なんですよこれが。イントロのハープのような弦楽器と共にボスが登場するシーンは鳥肌が立ちます。

9、22「Space Battle Ship 130 33KI -SBS 130 33KI-」ステージ5の曲です。ステージ5は巨大戦艦との対戦が延々と続きます。戦艦の圧倒的な火力と大きさを露骨に表現すると言った感じの曲でしょうか。このステージがこのゲーム最大の肝とも言えなくもないです。曲名の元ネタが何なのかは直ぐにわかるかと(笑

12、25「THE STONE-LIKE -石の様な物体-」
ラスボス曲です。「運命を前にした悲壮感」(CDノーツより引用)が神秘的な男声女声のコーラスと共に全面に押し出されてます。

と、ここまで書いといて何ですが、下記のサイトで曲の試聴が出来ます。
http://www.neowing.co.jp/detailview.html?KEY=ABCA-5043
百聞は一聴にしかず。聴いてみましょうヽ(´ー`)ノ

作曲者の崎本仁氏はFF12の作曲も手掛けるようなので、これからも期待ですね。氏のページはこちら
http://www.basiscape.com/